

- 対談したのは、この4人
- 周囲のクリエイティブな仕事の人たちが羨ましくて「自分のやりたいことをやろう!」と決めた
- とにかく発表がすごすぎて、胸がいっぱいになって眠れなくなっちゃって
- 他の受講生、本当にリサーチ力がすごくて。どこか他で勝てるとこないかなって、日々やってました(笑)
- この3か月で、一生分褒められたなって思います
- デザインやりたくてやりたくて、いつもずっと一日中やってました(笑)
- Webに興味がなかったけど、やってみたら意外と作れて、楽しくなってきた
- 自分の引き出しをどんどん増やしていかないとやばいなって、危機感を感じましたね
- 今までやってきたことは間違ってなかったなって
- 言われたとおりに直してみたら「こんなに良くなるのか!」っていうのが毎回毎回だった
- 面接では、分析・提案の部分をすごく評価してもらえた
- 6か月でグラフィックとかWebとかを、結構作れるようになった
- 私はアーティストではないな、というのがデザインの勉強を通じて分かった
対談したのは、この4人

おの [基礎コース]
【女性メディア編集者】
仕事でもデザインに関わる

こいけ [応用コース]
【社会人で一児のママ】
仕事も育児もデザインも全力!

みく [基礎+応用コース]
【理系大学院生】
研究とデザインを両立させる

メンターみやもと
【デザイントーストのメンター】
フリーランスで活躍中
周囲のクリエイティブな仕事の人たちが羨ましくて「自分のやりたいことをやろう!」と決めた

自己紹介をお願いします。
また、デザイントースト入学のきっかけを教えて下さい!

理系の大学院生です。入学前は、ミュージシャンの友達のInstagram画像を作ったりして、Photoshopはある程度使えたんですが、他ソフトはわからない状態でした。
入学のきっかけは「デザインを仕事にしたいな」と情報収集していたら、メンターほりさんのnoteを見つけて。基礎コース→応用コースへ進みました。

カスタマーサポートの仕事をしています。一児の母です。
以前から知人の結婚式などのデザインをいくつか作っていたので応用コースから入りました。
ずっと美大や、クリエイティブなことがしたかったんですが、やりたいことをやってこなくて。
周囲のクリエイティブな仕事の人たちが羨ましくて
「このままじゃ、子どものやりたいことを応援できない、自分のやりたいことをやろう!」と、決めました。

私は、女性向けメディアの編集の仕事をしていました。
デザインの指示出しをする機会が多くて、将来副業でデザインをやってみたいなと思い、基礎コースに入学しました。入学当時はPhotoshopに少し触ったくらいで、ソフトはほぼ使えない状態でした。
とにかく発表がすごすぎて、胸がいっぱいになって眠れなくなっちゃって

先日の、卒業制作講評会はどうでしたか?

基礎コースは歯医者のWebサイトを、PC・モバイル用を作りました。こちらです。
卒業制作は、基礎コースの集大成という感じですごく良かったです!


爽やかな色合いがとてもすてき〜!!

でも、とにかく応用コースの方々の熱量というか…みなさん個性豊かで、自分のそのお題に対してコミットしていて、本当にすごいな…ってめっちゃ感動したんです(笑)
とにかくみなさんの発表がすごすぎて、胸がいっぱいになっちゃって。
終わったのが夜中だったんですけど、そのあと眠れなくなっちゃって、大雨の中、外でうろうろしてました。

私も終わったっていう安堵と、アドレナリンがバーッて出て寝れなくて、朝方まで色々やっちゃいました。

私もなかなか寝れなくて、1時ぐらいまでぼんやりしてました。
あと、すごくおなかすきましたね(笑)

カップラーメン食べたくなりました(笑)


他の受講生、本当にリサーチ力がすごくて。どこか他で勝てるとこないかなって、日々やってました(笑)

一番できたと思う制作物、見せてください!

私は卒業制作のWebサイトの制作ですね。
途中で身内に不幸があったりで時間が限られてたんですが、メンターの方に協力していただいてデザインを詰められたので、達成感が一番ありましたね。

私も、卒業制作のWebデザインとカフェメニューですね。
ブランディングが既にしっかりしているお店で、自分の得意なデザインとマッチしていた部分も大きいと思います。あとは、お店の人と話しこだわりを聞いたので、お店の名前の由来とかをうまくデザインに落とし込みもできたかなと。
写真撮影もいい経験でした。普段はずっとパソコンで「こういう素材欲しいな」って探してたんですが、
自分で撮りに行くのはめちゃくちゃ楽しかった。



あれ、めちゃめちゃ好きでした!!辞典風の。すっごいかっこよかった。

楽しかったけど、結構難しかった。
こいけさんはパッケージデザインまで作ったりしていたんですが、すごくて…

ありがとうございます。




本当に!すごすぎますね。

数か月かけてやるくらいのボリュームですよ(笑)

他の受講生、本当にリサーチ力がすごくて。
だから、どこか他で勝てるとこないかなって、日々やってました(笑)
私はすぐ手を動かしちゃうので、すごく勉強になりました。
この3か月で、一生分褒められたなって思います

デザイントーストの「ここが楽しい」っていうところ、ありましたか?

私は基礎・応用コース6か月いて、応用に入ってからは特に課題がパツパツで、スパルタな量だったんですけど(笑)
その中でも、常に誰かが課題作ってアップしてるから「ああ、私もやんなきゃ」となるし、
「この人のこういうところすごいな」と色々発見があったり、「切磋琢磨してるな」って感じがすごくあって、そこがかなり楽しかったです。
レッスンではグループディスカッションがあったり、デザインのシェアとかもあったりしたので、そこが面白い。自分にはない視点を、5人分とか4人分とか与えてもらってる感じがしました。

私は、メンターの方がとにかく皆さんすごく優しくて、
デザイン課題を提出すると的確にアドバイスをくれるんですけど、出したアイデアに対して否定から入らないところが本当に素晴らしいなって。個人的にもすごく参考になりました。
皆さん褒め上手なんですよね。新しい表現に挑戦するやる気も出たし、モチベーションもずっと維持できていたので、すごく楽しい3か月が過ごせたなっていう。

確かに!一生分褒められたなって思います、この3か月で。本当に。


デザインやりたくてやりたくて、いつもずっと一日中やってました(笑)

デザイントーストの「ここが大変だった」っていうところは?

応用コースは、とにかく1週間で課題を「よし、出すぞ」ってなるまでに持ってくのが本当に大変でした。
大学院生活との両立だったんですが、自分が納得いかないものは出したくなくて、そのクオリティーにするまでに1週間しかないので。

私も仕事との両立がちょっと大変でした。
日中は普通に働いてるので、帰宅して、家事もして、その後やると夜中の2時3時ぐらいまで、いつもかかってしまって。でも、社会人になってからあんなに夜中に勉強したりとかしてこなかったので、学生時代を思い出しました。

課題で徹夜みたいな!(笑)

そうそう!今期は日曜日のお昼にレッスンがあったので、土曜日がとにかく勝負で(笑)
オリジナル課題をバーってやって、メンターの方もすぐ返してくださるので、土曜日が勝負の怒濤の日々でした。出さなくても怒られたりとかは全くないんですが、レッスンに出るからには、絶対出したくて。
すごく充実していましたが、嵐のようでした(笑)

こいけさんもお子さんがいるから、
コロナ禍でこなすのは大変だったんじゃないですか?

正直、この3か月はデザイン以外やってないです(笑)
コロナで外にも出ないし、自分の他の趣味の時間とかはあまり取らないで、家事育児は夫とシフト制でしっかり時間を分けていたので、時間を捻出できてましたね。
でも、それだけ1つのことを頑張るっていうのが今までなかなかなかったので、「楽しいな、疲れるけど」って(笑)それが毎日でしたね。

マジで、こいけさんはすごい量こなしてくるから、「いつやってんの!?」ってずっと思ってました(笑)

もう、やりたくてやりたくて、いつもずっと一日中(笑)

応用コースはこいけさんに突き動かされてました。「やばいやばいやばい」ってなってました(笑)
mikuさんの1日

Webに興味がなかったけど、やってみたら意外と作れて、楽しくなってきた

どの課題が、一番好きでしたか?

バナーです。ちっちゃな、決められたスペースの中に情報を詰めることが割と好きだなって気づきました。
他にも、ポスターとかフライヤーのデザインも好き。
決められた枠の中で、パズルみたいにデザインを組み合わせてやるのが楽しかったです。


私は逆で。小さいスペースの中に決められた情報全部入れなきゃいけないのができない。
なので「自由にグラフィックで作って」って言われた方がのびのび作れる。


私もグラフィックの方が好きで、バナーは毎回苦戦しましたね。
グラフィックは、タイポグラフィーとか文字を使ったデザインが好きなので、フライヤーとかチラシとかが楽しかったですね。
クレジットカードの入会チラシとか、北欧の名刺もうまいことできたので楽しかったです。



あと、最初グラフィックしか頭になくてWebにあまり興味がなかったんですけど、
Webも課題でやってみたら意外と作れたので、楽しくなってきました。

自分の引き出しをどんどん増やしていかないとやばいなって、危機感を感じましたね

逆に、苦しかった課題はありますか?

私はイケイケのバナー課題です。「クリスマスクルーズでクラブイベントするのでOGP画像を作る」っていう引き出しが自分の中に全然なくて。「クラブっぽさ=ネオンでいいのだろうか?」とか、
手探りでいくのがすごく難しくて…。
でもおそらく実務ってこういう感じなんだろうな、と思いながらやっていました。
引き出しをどんどん増やしていかないとやばいなって、すごく危機感を感じましたね。


自分の引き出しにないものをアウトプットするとき、すっごい苦労しますよね。
どうしても自分の好きな系統に寄っちゃう!

手動かし始めたら意外といけたりするけど、そのとっかかりが全然見つからなかったりしますね。

そうそう!「これでいいのかな?」って、作ってる間ずっと不安っていう感じでしたね。

自分の系統じゃないものって、作り始めるまでの分析の段階がすごく大変で、行き詰まった記憶があります。

苦手なジャンルって、お手本を探していても、まず自分がグッとくるデザインを見つけるのが難しい。

そこは本当に苦労するとこで同じですね~!私もいまだにそう。
苦しむのは多分続くけど、やればやるだけ確実に引き出しは増えてくから、やってくしかないのかなと思います。あと、調べる時間を短く見積もりすぎなのかも?プロでも制作より作り始めるまでの時間の方がかかりますよ!
今までやってきたことは間違ってなかったなって

思い出に残ってること、何かありますか?

卒業制作の講評会で、本当にいろんな人にコメントいただいて、
今までやってきたことは間違ってなかったなって思うきっかけになりました。
すごく励まされて、いい経験をしたなと思います。思い出に残ってます、本当に。
あとは、レッスンのときに1回、他の受講生が振り切りすぎた面白いデザインを出してきて、全員で爆笑したこととか(笑)そういう細かい楽しかったこともたくさんあります。受講生にもメンターさんにも恵まれて、ずっと楽しかったですね。

私は、交流会がちょくちょくあって、海外に住んでる方とかもいらっしゃるので、こっちでは聞けない話も聞けたこと。みんな遠くに住んでるけど交流会とかで喋ってるから、会ったことあるみたいな感覚で。毎回、雑談していました。
いつかリアルでみんなで会ってあんなことやこんなことたくさん話したいです!!
それまでにはすごいデザイナーになってたいな!!


言われたとおりに直してみたら「こんなに良くなるのか!」っていうのが毎回毎回だった

デザイントーストに入った時と比べて、変わったことはありますか?

これまでずっと独学でやってきたので、人に見てもらう大事さを知りました。
デザインはずっと作っていたけどメンターに見てもらう機会っていうのはなかったので、
「自分ではいいと思う」っていうところでずっと止まってたんですよ。
でも、言われたとおりに直してみたら「こんなに良くなるのか!」っていうのが毎回毎回だったので、メンター的な存在に見てもらうのって大事なんだなと、意識がすごく変わったところですね。

基礎コースでは、課題を提出したら直されるっていう感じだったんですけど、進むにつれだんだん
「あ、ここ直されるな」「『そこもうちょっと詰めないと』って言われるな」ていうのが分かってきたことですね。
最初は全然分からないままやっていたけど、だんだん自分で気づけるようになってきて、成長したなって思います。

私は女性誌の編集者をしていたんですが、今後の仕事にも活かせるようなやり方が得られたなと思います。
Pinterestとか競合のサイトを見て、参考になるデザインを分析して、真似したり形にする、といったプロセスは、ゼロから始める時何にでも言えることだなと思ったので。それが一番大きいかな。


面接では、分析・提案の部分をすごく評価してもらえた

おのさんは先日面接に行ったそうですね!どうでしたか?

制作会社じゃなくて編集の仕事の方で転職活動を始めたんですが、
「デザインの勉強も今してて、こんなものを作っています」って、デザイントーストの基礎の課題でやった、競合の比較表とかも見せたんですよ。
そうしたら、イラレとフォトショ、グラフィックデザインのスキルももちろんなんですが、分析・提案の部分をすごく評価してもらえて!デザインすることだけがデザイン制作だと考える人も多いと思うんですが、メンターさんが言っていた「デザインで何をするか」って視点は本当に重視されるんだ、と思って。デザイントースト様々です(笑)

デザイントーストはたくさん課題があって、そのままポートフォリオに載せられるから、いいですよね。

特に、課題も出されたお題に沿ってただ作るだけじゃなくて「自分で分析して、自分でこうしたらいいんじゃないかって提案しようね」っていう課題内容じゃないですか。
そこの考え方が、面接で評価される資料になるってわかりました。そこをすごく聞かれて。
話が盛り上がって、すごく良かったです。
6か月でグラフィックとかWebとかを、結構作れるようになった

自分のやりたいこととか好きなことは明確になりましたか?

はい。基礎卒業くらいまでは、将来何をしたいかよく分からなくて悩んでいて。
でも、6か月でグラフィックとかWebとかを、結構作れるようになったなと思えたので、次は自分で創ったものを動かせるようになってみたくて、映像と、モーショングラフィックの勉強を新しく始めました。

私は、基礎でいくつかバナーを作って、バナー好きだなっていうことに気づきました。
基礎コース卒業したあとも、個人的に作り続けたいなって思っています。

私はグラフィックデザイン。
あとコピーライティングとかキャッチコピーですね、応用コースで広告を作るのが楽しかったので。
制作会社に入って仕事にしていきたい、という思いがかなり強くなりました。


私はアーティストではないな、というのがデザインの勉強を通じて分かった

最後の質問です!今後はどんなクリエイターになりたいですか?

私はアーティストではないな、というのが、デザイントーストでデザインの勉強を通じて分かったことです。逆に、お題に応えて、相手にそれを喜んでもらうっていうのが本当に好きだなっていうのが分かりました。
なので、クライアントワークで「相手の求めるものをデザインにのせる」という事を強みにしたクリエイターになって、まずはデザインで食える人になりたいです!

私はクラスメイトの作品やプレゼンを見て、自分はアーティスト寄りだと自覚したので、
自分がアウトプットするものを「好き」って求めてくれる人がいるようなデザイナーになりたいな、と思っています。

私は基礎コースを卒業して、やっとものづくりのスタート地点に立てたと思うので、
ここからどういうクリエイターになりたいのか、模索し続けたいです。
今は編集のお仕事をしている中で、クリエイターの方と関わっていくシーンが多いので、クリエイターの気持ちや、やり方に寄り添える編集者にもなりたいなと、新たな気持ちが生まれました。

第一期からの始めての卒業生の皆さんとの始めてのオフラインでの座談会だったんですが、改めて、熱量の高さや真剣さがダイレクトに伝わってきました。
皆さん、今日はどうもありがとうございました!