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エシカルな暮らし”リブランディングデザイン/卒業生インタビュー

フリーランス

インタビューした人

ほり
デザイントースト代表・クリエイティブディレクター

都内制作会社に6年程勤務後、オーストラリアで独立、シンガポールのプロジェクト参画を経て2020年デザインチーム立ち上げ、デザイン・ディレクション等幅広く行う

アンナ
SAND DESIGN 代表

社会課題に向き合うグラフィック・ブランドデザイナー。 人と地球に優しい社会を作りたい。
Twitter / instagram / note ▶︎ https://linktr.ee/anna.sanddesign

卒業生・フリーランスデザイナーのアンナさんにインタビュー

インタビューにお時間いただき、どうもありがとうございます!

では、自己紹介をお願いします

アンナと言います。よろしくお願いします!

デザイントーストの応用コースで3か月学びました。

高校卒業後イタリアに渡り、デザイン大学でプロダクトデザインを学びました。卒業後は、ミラノのデザイン事務所にアシスタントとして約2年所属。帰国後、インハウスのグラフィックデザイナーとしての下積みを経て、2021年SAND DESIGNとして独立しました。

今回、渋谷Miyashita Parkでの幅広いデザイン展開、おめでとうございます!

ありがとうございます。

デザイントースト卒業制作デザインがきっかけで、プロジェクトの参加につながったそうですね。

はい、デザイントースト卒業制作課題では今回のクライアントを想定し、Webデザイン制作を行ってお声がけしました。

そこで素敵なご縁があり「エシカルな暮らし」さんのロゴやウェブ、カラーのリブランディングをさせていただくことになりました。 その後、彼らが今回のMiyashita Parkでポップアップショップを展開することが決まり、デザインでご協力させていただきました。

アンナさんの社会問題への熱意がデザインからも伝わってきます。社会問題に興味を持ったきっかけは?

はい、社会課題解決に注力している方のデザインがしたいと決めていました。

フリーランスになってからは「これから自分は何を誰のためにデザインしていくのか」という問いを何度も自分に投げかけていました。

私が5年間暮らしたイタリアでは、毎日船で運ばれてくる難民の方達を見たり、ホームレスの方の多さを目の当たりにしたり、気候変動に対する意識の差を実感したり、日本で平和ボケしていた自分は社会課題を強く体感していました。

私は高級なデザインの世界も美しくて大好きだけど、〝デザイン〟の役割が問題解決であるとするならば、自分は環境問題を始めとする社会課題に向き合いたいと思い始めました。

納期はどのくらいでしたか?

オープンまでの期間が短くて約2週間でした。

メインのグラフィック自体は3日ほどで作ったと思います。別の仕事もしながらだったので、割と頑張りました。笑

グラフィック以外の仕事(外装等)って、受けるのは怖くなかったですか?

外装や内装などは少しだけ前職で経験していて、アシスタント時代にもボスがやっていた仕事を近くで見ていたので、自分にもできるという自信がありました。笑

新しい仕事はいつも不安はありますが楽しみでもあります。

フリーランスを経験してから、デザイントーストに入ろうと思った経緯

自身のデザイン売り込みのコツってありますか?

売り込むつもりでお話をしたことはない気がします。

一緒にお仕事をしたいクライアントさんがいるときは、まずは自信を持って見せられる自分の作品をがあることが大切かなと思います。あと自分が相手の思いにどれくらい共感しているかということをしっかり伝えるようにしています。そして共感できない仕事は受けないです。

アンナさんは入学時、既にフリーランス経験もありデザインクオリティが高かったですよね。デザイントーストで学びになったことは何でしたか?

デザイントーストを受講前は、自分には女性的でシンプルなデザインしかできないと思っていたのですが、多様なジャンルの課題をこなすうちに表現の幅がかなり広くなったと感じています。

今回のグラフィックは渋谷の街に合うようにしたくて結構攻めたデザインにしました。受講前だったらもっと保守的なデザインになっていたかもしれないです。

なるほど、幅広くデザインできるようになったと。

フリーランス、どうですか?

フリーランスになる前はどういう仕事をしていたんですか?

イタリアのデザイン大学に在学中からプロダクトデザイナーさんのお仕事を手伝っていて、卒業後には2年ほどミラノのデザイン事務所でアシスタントとして働きました。

帰国後2年半ほど、リゾート施設のグラフィックデザイナーをしていました。

フリーランスになったきっかけは?どんなタイミングで、どんな力がついてフリーランスになっても良いと思えましたか?

100%自分が納得できる仕事がしたいと考えた時に、組織の中にいるのではなくフリーランスになった方が良いと判断しました。

力がついていたかは分からないですが、グラフィックデザイナーはパソコンとソフトがあればやっていけるので、一旦独立してみよう!という感じで割と楽観的でした。

最初一人でフリーランスになってトラブルなどは経験しましたか?

山ほどありました。

クライアントさんの思いを汲み取る力が足りなくてうまくいかなかったり、途中で連絡取れなくなったり、ボロボロでした。まだまだ模索中ですが、やっと信頼できる方と、スムーズなやり方でお仕事ができるようになってきました。

アンナさんのインスピレーションの素

普段の生活でデザインに関してアンテナを張っていることはありますか?

良いと思うデザインを見つけたらなぜ良いと思ったのか、立ち止まって言語化するようにしています。

これはジャンプ率が高いから目立つとか、文字間が詰まっているから勢いが感じられる、とか細かく分析して自分のデザインに反映できるようにしています。でもイタリアで暮らしていた時の方がいいデザインに出会う率が圧倒的に多かったです。

日本ではあまりグッとくるものはないので、毎日欠かさずピンタレストやインスタグラムで最新のデザインを見るようにしています。

好きなデザイナーさんはいますか?

instagramで色々なテイストのデザインをチェックしていて、特に注目しているデザイナーさんが何人かいます。 studio kynd(@studiokynd)さん、Mauro Genzi(@okay_genz)さん、Young Jerks(@youngjerks)さんです!

今後の夢は?

グラフィックデザインの枠にとらわれず、社会にポジティブなインパクトを与えていくことです!

アンナさん、どうもありがとうございました!これからもご活躍を楽しみにしています。

「エシカルな暮らし」とは

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